買収 · ビジネスサービス(エキスパートネットワーク)
ビザスク、米同業大手コールマン・リサーチを約112億円で買収
- 買い手
- ビザスク(東京)
- 対象
- コールマン・リサーチ・グループ(米ニューヨーク州ニューヨーク)
- 金額
- 約112億円(約1億200万ドル)
- 状況
- 2021年11月1日に完了。2024年2月期に関連する無形資産を全額減損。
- 日付
- 2021-08-18
企業の顧客と業界の有識者をつなぎ、有料インタビューを仲介するビザスクは、2003年創業の米ニューヨークの同業大手コールマン・リサーチ・グループを約1億200万ドル(約112億円)で買収することで合意した。コールマンの登録アドバイザーは26万人超で、うち約18万人が米国。米国、欧州、香港に拠点を持つ。
ポイント
2020年に上場したばかりの日本のスタートアップが、米国の有力な競合を買収して一気に世界展開を図った。アジアの基盤とコールマンの米欧の顧客を組み合わせる。
数字で見る両社
コールマンの売上高は約46億7,000万円、営業利益は約1億2,400万円で、ビザスクは年間売上高の約2.4倍を払ったことになる。ニューヨーク、ローリー、ロサンゼルス、ロンドン、香港に200人超の従業員を抱え、大手機関投資家やコンサルティング会社など300社超の顧客を持っていた。ビザスクの登録アドバイザーは大半が国内の約14万人で、両社を合わせると40万人を超えた。
買収資金の内訳
アドバンテッジアドバイザーズが助言するファンドのIXGS Investment IVが75億円の種類株式を引き受け、みずほ銀行が40億円を融資した。創業者でCEOのケビン・コールマン氏ら売り手側は、対価のうち約14億円を現金でなくビザスク株で受け取った。新株で既存株主の持ち分が約3分の1薄まる可能性があったため、計画は2021年10月の臨時株主総会に諮られ、コールマン氏の取締役選任も併せて付議された。約600万ドルの諸費用を含めると、取得価額は約1億700万ドル(約118億円)となった。価格の算定では三菱UFJモルガン・スタンレー証券がビザスクに助言した。
全額減損
ビザスクは2024年4月、買収後の事業環境の変化でコールマンの業績が当初の見込みを下回り続けているとして、2024年2月期に買収で計上したのれんなどの無形資産を全額、約145億円減損した。この損失で借入金の財務制限条項に抵触したが、借入先の金融機関からは期限の利益を喪失させない旨の書面を受け取った。
出典
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