米国拠点 · 鉄鋼
日本製鉄傘下のUSスチール、米アーカンソー州に19億ドルの直接還元鉄設備を建設へ
- 企業
- 日本製鉄(USスチール経由)(東京)
- 案件
- ビッグリバー・スチール製鉄所の直接還元鉄(DRI)設備(米アーカンソー州オセオラ)
- 金額
- 約19億ドル(約3,000億円)
- 状況
- 発表済み。
- 日付
- 2026-04-30
USスチールは、米アーカンソー州オセオラの電炉拠点ビッグリバー・スチール製鉄所に約19億ドルを投じ、直接還元鉄の製造設備を建設する。電炉に高品位の鉄源を供給し、高級鋼でのスクラップ依存を下げる狙い。建設のピーク時には約2,000人の雇用を見込み、同社は親会社である日本製鉄との連携で計画が数年前倒しになったとしている。
ポイント
2028年までに約110億ドルとする日本製鉄の対米投資計画の中でも最大級の案件で、既存設備の更新にとどまらず上工程の製銑分野にも資金が向かっていることを示す。
鉱山から製鉄所まで
新設備では、U.S.スチールが自ら持つミネソタ州のキータック鉱山の鉄鉱石ペレットを使い、鉱石を溶かさずに還元して直接還元鉄(DRI)を作る。デビッド・ブリット社長は、米国で採掘し、溶かし、造る鋼材になると述べた。
雇用と未公表の点
稼働後はビッグ・リバーの正社員約200人と常駐の請負35人分の仕事を支える見込みだ。U.S.スチールも日本製鉄も、稼働時期や生産能力は明らかにしていない。
ビッグ・リバーでの他の計画
U.S.スチールは、データセンター向けなどの変圧器に使う方向性電磁鋼板の生産設備をビッグ・リバーに新設することも発表している。日本製鉄は、エネルギー損失の少ない高級電磁鋼板の製造技術を移転する方針だ。
出典
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