買収 · 天然ガス・シェール
東京ガス傘下TGNR、シェブロンの東テキサスのヘインズビル資産70%を5億2,500万ドルで取得
- 買い手
- 東京ガス(TGナチュラルリソーシズ経由)(東京)
- 対象
- シェブロンの東テキサス・ヘインズビル天然ガス資産(70%)(米テキサス州東部)
- 金額
- 5億2,500万ドル(現金7,500万ドルと開発費負担4億5,000万ドル)
- 状況
- 完了。TGNRが持ち分取得を発表。
- 日付
- 2025-03-31
東京ガスが約93%、米キャッスルトン・コモディティーズ・インターナショナルが約7%を持つTGナチュラルリソーシズ(TGNR)は、シェブロンが東テキサスのヘインズビル・シェールに持つ天然ガス資産の70%を取得した。取得額5億2,500万ドルの内訳は現金7,500万ドルと、シェブロン側の開発費4億5,000万ドルの負担。シェブロンは非操業の30%の権益とロイヤルティーを保持する。ヘインズビルで4位の生産者であるTGNRは250超の掘削地点を加え、隣接鉱区との相乗効果を1億7,000万ドル超と見込む。
ポイント
ヘインズビルはメキシコ湾岸のLNG輸出基地に近く、東京ガスの上流事業の拡大を対日LNG供給と結びつける案件だ。日本がエネルギー購入でトランプ政権との関係強化を図る中、同社は日米双方のエネルギー安全保障に資すると位置づけた。
取引の内容
4億5,000万ドルの開発費負担(キャリー)は、TGNRがヘインズビルの開発でシェブロン側の費用をその金額まで肩代わりするもので、現金分と合わせ通常の価格調整の対象となる。TGNRによると、250超の掘削候補地は1セクション当たり4坑井を前提とし、現在の開発ペースなら掘削在庫を20年超に延ばせる。
シェブロンにとっては、2028年までに100億〜150億ドルの資産を売却する計画の一環となる。NSエナジーは、ヘンリーハブの足元の価格水準でシェブロンに12億ドル超をもたらす見通しだと報じた。
買収の狙い
東京ガスの山田義久氏は記者団に対し、同資産は2030年に日量14億立方フィートのガスを生産する見通しだと述べた。米国でのLNG液化設備への投資も検討しているが、具体的な決定はしていないとした。
資産の入れ替え
東京ガスは2025年後半、米国の別の資産を手放した。11月14日、ルイジアナ州のヘインズビル層やコットンバレー層などでガスを生産するTGNRの子会社TGNR TVL(ヒューストン)を、米グレイロック・エナジーIVに2億5,500万ドルで売却する契約を結んだ。TVLの資産は2020年8月に米レンジ・リソーシズから取得したものだった。
同社は売却の完了を2025年12月31日までと見込み、当期の連結業績への影響は軽微とした。米国の上流事業は東テキサスとルイジアナ州北部に集中させる方針で、資産構成の最適化と資本効率の向上を掲げる経営ビジョン「Compass 2030」に沿うと説明した。
出典
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