買収 · モバイル決済ソフトウエア
TIS、米モバイル決済のシークエントを約2600万ドルで子会社化
- 買い手
- TIS(東京)
- 対象
- シークエント・ソフトウエア(米カリフォルニア州)
- 金額
- 約2,600万ドル(約28億5,000万円)。出資比率を13.1%から61.6%に引き上げ
- 状況
- 2020年1月21日に決議。1月31日に取得予定。TISは2023年3月に保有株を売却した。
- 日付
- 2020-01-21
ITサービスのTISは、モバイル決済向けのトークナイゼーション(暗号化)技術を持つ米カリフォルニア州のシークエント・ソフトウエアへの出資比率を13.1%から61.6%に引き上げることを決めた。取得価額は約2,600万ドル。既存株の譲受、第三者割当増資の引き受け、貸付金の株式化(DES)を組み合わせ、同社の債務超過を解消する。TISは2017年に同社の1,600万ドルの資金調達を主導していた。
ポイント
TISは日本やアジアのデジタルウォレット事業向けに決済技術を自社で持つ狙いだった。ただ2023年には全株を売却しており、小型のテック買収が見直されることもある例となった。
シークエントとは
シークエントは2010年設立で、カリフォルニア州サンタクララに本拠を置く。トークナイゼーション技術でカード番号を代わりのコードに置き換え、スマートフォンなどで安全に決済できるようにする。取引前の売上高は約9,500万円にすぎず、営業損益は約7億円の赤字だった。TISはデジタルウォレットの開始に合わせ、2017年に同社と資本・業務提携していた。
撤退
TISがシークエントを保有した期間は長くなかった。マーケットスクリーナーによると、シャルドン・ホールディングスが2023年3月にTISから60%を取得することで合意し、同月末に完了した。TISの沿革も、シークエント株をすべてグループ外に譲渡したと記している。
出典
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