買収 · 医薬品
武田薬品、がん治療薬の提携先マーベリックを最大5億2,500万ドルで買収
- 買い手
- 武田薬品工業(東京)
- 対象
- マーベリック・セラピューティクス(米カリフォルニア州ブリスベン)
- 金額
- 最大5億2,500万ドル
- 状況
- 米独禁法審査を経て2021年に完了。
- 日付
- 2021-03-09
武田薬品は2017年に結んだ提携のオプションを行使し、カリフォルニア州の非上場バイオ企業マーベリック・セラピューティクスの残りの株式を取得することにした。支払額は一時金と将来のマイルストーンを合わせて最大5億2,500万ドルで、武田が既に保有していた持分に応じて調整する。マーベリックの「COBRA」技術は、免疫細胞(T細胞)を腫瘍に向かわせる薬を、腫瘍の場所でだけ働くように設計するもの。主な候補薬はTAK-186とTAK-280。
ポイント
まず米国の小さなバイオ企業に出資し、技術に手応えが出た段階で買収するという、日本の製薬会社がよく使う手法の一例。
2017年の提携
武田薬品は2017年初めにマーベリックと提携した。フィアース・バイオテックによると契約規模は1億2,500万ドルで、武田は同社株を取得し、5年後に残りの株を買い取る独占的な権利を得た。武田は2021年3月、予定より1年ほど早くこの権利を行使した。
開発中の薬
TAK-186は、たんぱく質EGFRを持つ固形がんを対象に初期段階(第1/2相)の臨床試験中だった。TAK-280はB7-H3を持つがんが対象で、武田の2021年度下期に臨床試験を始める予定だった。いずれもマーベリックの技術基盤「COBRA」で作られている。
完了の条件
価格は武田の既存の持ち分とマーベリックの負債に応じて調整された。完了は米ハート・スコット・ロディノ法に基づく独禁審査が条件で、2021年4〜6月期を見込んでいた。
出典
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