買収 · エンターテインメント(キャラクター権利)
ソニー、「スヌーピー」の米ピーナッツを子会社化 カナダ・ワイルドブレインから41%取得
- 買い手
- ソニーグループ(ソニー・ミュージックエンタテインメントとソニー・ピクチャーズ)(東京)
- 対象
- ピーナッツ・ホールディングス(ワイルドブレインの41%)(米ニューヨーク州ニューヨーク)
- 金額
- 6億3,000万カナダドル(約4億5,700万ドル、約720億円)
- 状況
- 完了。ソニーがピーナッツの80%を保有し、シュルツ家が20%を持つ。
- 日付
- 2025-12-19
ソニー・ミュージックエンタテインメント(日本)とソニー・ピクチャーズは、スヌーピーやチャーリー・ブラウンなど「ピーナッツ」のキャラクター権利を持つピーナッツ・ホールディングスについて、カナダのワイルドブレインが持つ41%を6億3,000万カナダドル(約4億5,700万ドル)で取得することで合意した。既に保有する約39%と合わせソニーの持ち分は80%となり、連結子会社となった。作者チャールズ・シュルツ氏の家族が20%を持つ。
ポイント
スヌーピーは世界で最も価値の高いライセンスキャラクターの一つ。人気キャラクターや物語を自ら持つ戦略に沿い、ソニーは音楽、映画、配信、グッズにわたって権利を握った。
取引の内容
カナダの子ども向けメディア企業ワイルドブレインは2025年12月19日、ピーナッツ・ホールディングスの約41%をソニー・ミュージックエンタテインメント(日本)とソニー・ピクチャーズエンタテインメントに6億3,000万カナダドル(約4億5,700万ドル)の現金で売却することで合意した。ソニーの国内開示では約720億円。その後のSEC提出書類で、ソニーは通常の運転資本調整を前提に取得を終えたとした。
ピーナッツについて
ピーナッツは1950年にチャールズ・M・シュルツ氏の新聞漫画として始まった。ピーナッツ・ホールディングスは漫画とキャラクターの権利を持ち、テレビ特番、映画、テーマパーク、衣料品、玩具などに世界中でライセンスしている。日本は最大級の市場の一つ。シュルツ家は20%を保有し続ける。
ソニーの経緯
ソニー・ミュージックエンタテインメント(日本)は2018年、当時DHXメディアと呼ばれていたワイルドブレインと並んでピーナッツの39%を取得した。ワイルドブレインは今回の売却資金で優先担保付き融資を全額返済する。今回の取得でソニーの音楽・映画部門の持ち分は合計80%となり、ピーナッツはソニーの連結子会社となった。
ソニーのキャラクター戦略
ソニーは、クランチロールやゲームスタジオと同様に、ゲーム、音楽、映画、アニメ、グッズで横断的に使えるキャラクターや物語を自ら持つことを目指している。ピーナッツの経営権で、子ども・家族向けで最も知られたブランドの一つを手に入れた。
今後の注目点
ソニーによるピーナッツの新作映画、シリーズ、ゲーム。またワイルドブレイン時代よりライセンス収入が伸びるか。
出典
Kakehashi M&A News トップ