買収 · メディア・アニメ
ソニー、アニメ配信のクランチロールをAT&Tから11億7,500万ドルで買収
- 買い手
- ソニー(ファニメーション・グローバル・グループ経由)(東京)
- 対象
- クランチロール(エレーション・ホールディングス)(米カリフォルニア州サンフランシスコ)
- 金額
- 11億7,500万ドル
- 状況
- 米独占禁止法の審査を経て2021年8月に完了。
- 日付
- 2020-12-09
ソニー・ピクチャーズエンタテインメントとアニプレックスのアニメ合弁会社ファニメーションは、AT&T傘下のワーナーメディアからクランチロールを現金11億7,500万ドルで買収することで合意した。当時の有料会員は約300万人、登録ユーザーは約9,000万人で、完了時点ではAT&Tによると500万人と1億2,000万人に増えていた。ソニーはクランチロールとファニメーションを統合するとした。
ポイント
世界最大のアニメ配信サービスを手に入れ、アニプレックスなど日本の制作会社の作品を世界のファンに直接届ける経路を得た。
取引の内容
ソニーは2020年12月9日、ソニー・ピクチャーズエンタテインメントとソニー・ミュージックエンタテインメント傘下のアニプレックスの合弁会社ファニメーション・グローバル・グループが、AT&T傘下ワーナーメディアからクランチロールの運営会社エレーション・ホールディングスを買収すると発表した。価格は11億7,500万ドルで、完了時に現金で支払い、通常の運転資本調整を行う。
クランチロールについて
クランチロールは2006年にサンフランシスコでアジアの動画サイトとして始まり、日本での放送直後に作品を配信する海外最大のアニメ配信サービスに成長した。発表時の有料会員は約300万人、登録ユーザーは200超の国・地域で約9,000万人。イベント、ゲーム、グッズ販売や自社制作も手がけていた。
承認と経緯
米国の独禁法審査が必要だった。ソニーはすでに最大のライバルであるファニメーションを保有していたため、司法省は数カ月かけて審査した。買収は2021年8月に完了した。AT&Tによると、その時点でクランチロールの有料会員は500万人、登録ユーザーは1億2,000万人に増えていた。
買収後の動き
ソニーはファニメーションの作品をクランチロールに移し、ファニメーションのブランドを廃止して、日本企業が保有する世界的なアニメ配信サービスに一本化した。クリエイターとファンをつなぐ場を自ら持つというソニーの戦略に沿った案件で、日本企業による米メディア企業買収としても大型の部類に入る。
出典
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