買収 · ゲーム
ソニー、「Destiny」「Halo」の米バンジーを36億ドルで買収へ
- 買い手
- ソニーグループ(ソニー・インタラクティブエンタテインメント)(東京)
- 対象
- バンジー(米ワシントン州ベルビュー)
- 金額
- 36億ドル(約4,140億円)
- 状況
- 2022年7月15日に完了。調整後の対価は約37億ドル。その後バンジーの独立性は薄れ、ソニーは2025年に同社をプレイステーション・スタジオの傘下により深く組み込む方針を示し、同年8月にはピート・パーソンズCEOが退任した。
- 日付
- 2022-01-31
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは、「Halo」「Destiny」を手がけた米ワシントン州ベルビューの独立系スタジオ、バンジーの全株式を取得する最終契約を結んだ。対価36億ドルには買収代金と従業員向けインセンティブが含まれる。発表時点では、バンジーは独自の取締役会が率いる独立子会社として残り、マルチプラットフォーム展開も続けるとされた。
ポイント
ソニーにとって過去最大のゲーム買収で、運営型(ライブサービス)ゲームへの本格参入を狙う。マイクロソフトによるアクティビジョン・ブリザード買収発表の直後で、業界再編への対抗策でもあった。
取引の内容
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは2022年1月31日、米ワシントン州ベルビューのゲーム会社バンジーの全株式を取得することで合意した。バンジーは「Halo」を生み、「Destiny」を手がける。総額36億ドルには社員の引き留め費用も含む。2022年7月15日に完了し、調整後の金額は約37億ドルとなった。バンジーは独自の取締役会を持つ独立した子会社として、他社のゲーム機向けにも配信を続ける方針だった。
誤算
「Destiny 2」は期待を下回り、バンジーは2023年10月に従業員1,200人のうち約100人、2024年7月にさらに220人を削減した。ソニーはその後、同社をプレイステーション・スタジオに一段と組み込み、ピート・パーソンズCEOは2025年に退任した。新作「Marathon」は2026年初めに発売された。英ゲーム誌VGCによると、ソニーはその後バンジー関連資産で約7億6,500万ドルの減損損失を計上した。
現状
2026年6月に「Destiny 2」の最終アップデートが配信された後、ソニーはDestinyチームの大半と一部のMarathon開発者を削減し、スタジオ責任者のジャスティン・トゥルーマン氏も退いた。ソニーはMarathonを引き続き重要な作品と位置づけている。
出典
Kakehashi M&A News トップ