米国拠点 · AIデータセンター
ソフトバンク、スターゲート新5拠点のうちオハイオとテキサスの2拠点を開発
- 企業
- ソフトバンクグループ(オープンAI、オラクルと共同)(東京)
- 案件
- スターゲートのデータセンター拠点(米オハイオ州ローズタウン、テキサス州ミラム郡)
- 金額
- 非開示
- 状況
- 発表済み、建設中。ソフトバンクGは2025年9月、ローズタウンが2026年に稼働するとしていたが、エポックAIによる2026年7月の衛星画像分析では建設が続いており、稼働中の設備はなかった。
- 日付
- 2025-09-23
オープンAI、オラクル、ソフトバンクグループは、米国内でスターゲートのデータセンター拠点を新たに5カ所設けると発表した。このうちソフトバンクが開発するのは2カ所で、着工済みのオハイオ州ローズタウンと、傘下のSBエナジーと組むテキサス州ミラム郡。2拠点は18カ月で1.5ギガワットまで拡張できる。ソフトバンク分の投資額は明らかにされていない。
ポイント
ソフトバンクはスターゲートへの資金拠出にとどまらず、自ら米国の拠点を建設し電力も供給する段階に進んだ。巨額のAI投資の多くを米国の実物資産に結びつける計画だ。
オハイオ州ローズタウン
ローズタウン拠点は、ソフトバンクが2025年に鴻海から買い取った旧ゼネラル・モーターズ(GM)工場で、取得の経緯は別項で扱う。ロイターが引用した米ジ・インフォメーションによると、ローズタウンで組み立てたモジュール型データセンターを、ミラム郡などの拠点に出荷する計画だ。
調査機関エポックAIは2026年2月の衛星画像をもとに、ローズタウンでは用地の整地は進んだものの、大規模なデータセンターの建設は確認できないと報告し、完成時期を「不明」とした。
テキサス州ミラム郡
2026年1月9日、オープンAIとソフトバンクはスターゲートのデータセンターと電力インフラを拡充するため、ソフトバンク傘下のSBエナジーにそれぞれ5億ドルを出資すると発表した。SBエナジーはミラム郡の拠点を建設・運営する。オープンAIは同拠点の規模を1.2ギガワットとしている。評価額は開示していない。
建設はオープンAI独自のデータセンター設計と、SBエナジーの事業遂行力やエネルギー供給を組み合わせる方式で進める。水の使用量を抑える設計や、拠点専用の発電設備の新設も盛り込んだ。SBエナジーは再生可能エネルギーと蓄電池の開発会社として始まり、2025年には米アレスのインフラファンドから8億ドルを調達していた。同社はオープンAIのAPIやChatGPTを導入し、顧客にもなる。
今後の注目点
エポックAIは、ソフトバンクの2拠点の合計が2027年までに1.5ギガワットに達しうると見込んでいる。同社の2026年7月の分析では、ローズタウンのデータセンター棟は屋根がほぼ完成した段階で、稼働開始は2027年1〜3月期ごろと推定しており、ソフトバンクGが2025年9月に示した2026年より遅れる見通しだ。
出典
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