出資・ファンド · 半導体
ソフトバンクグループ、米インテルに20億ドル出資
- 出資者
- ソフトバンクグループ(東京)
- 出資先
- インテル(米カリフォルニア州サンタクララ)
- 金額
- 20億ドル
- 状況
- 完了。インテルは2025年7〜9月期決算で、ソフトバンクから20億ドルの出資を受けたと開示した。
- 日付
- 2025-08-18
ソフトバンクグループは、インテルの普通株を1株23ドルで総額20億ドル取得する契約を結んだ。米政府が経営不振の同社への出資を検討している最中の発表だった。両社は、米国での先端半導体製造への共通の意欲を示すものだとしている。
ポイント
アームやAIインフラ投資に加え、ソフトバンクが米国の半導体製造にも足場を築く。米政府の出資に先立ち、インテルへの信任を示す形にもなった。
取引の内容
インテルは2025年8月18日に契約を発表した。ソフトバンクグループは新たに発行される普通株8,695万6,522株を1株23ドルで引き受ける。同日の終値23.66ドルをわずかに下回る水準である。インテルによると、同日終値の時価総額で見た持ち分は2%弱で、ソフトバンクGは上位5位の株主となる。取引は規制当局の承認を含む通常の条件を満たすことが前提とされた。
インテルは2025年9月末、ソフトバンクGへの1株23ドルでの株式の発行・売却を完了したと開示した。
米政府の出資
ソフトバンクGの発表から数日後の2025年8月22日、インテルは米政府に4億3,330万株を1株20.47ドルで売却することで合意した。持ち分は9.9%に相当する。89億ドルのうち57億ドルは支給前だったCHIPS法の補助金、32億ドルは「セキュア・エンクレーブ」計画の資金を充てた。取締役の派遣などの経営関与はない。米政府は5年間有効で1株20ドルで追加5%を取得できるワラントも受け取ったが、行使できるのはインテルのファウンドリー事業の保有比率が51%を下回った場合に限られる。
その後の経過
出資はその後、大きな評価益を生んでいる。ロイターによると、ソフトバンクGの2026年4〜6月期の純利益は前年同期比約18%減の3,473億円だった。投資利益1兆8,600億円のうち最大はインテル株による1兆3,300億円だった。ニューズウィーク日本版が配信したロイターの記事によると、インテル株は2026年3月末の約44ドルから6月末には約139ドルに上昇した。
出典
Kakehashi M&A News トップ