買収 · 半導体
ソフトバンクG、Armベースのサーバー半導体設計アンペアを65億ドルで買収へ
- 買い手
- ソフトバンクグループ(東京)
- 対象
- アンペア・コンピューティング(米カリフォルニア州サンタクララ)
- 金額
- 65億ドル(約9,730億円)
- 状況
- 2025年11月に完了。
- 日付
- 2025-03-19
ソフトバンクグループは、Armベースのデータセンター向けプロセッサーを設計する米サンタクララのアンペア・コンピューティングを現金65億ドル(約9,730億円)で買収することで合意した。主要株主のオラクルとカーライルが持ち分を売却し、アンペアは社名と本社を維持したまま完全子会社となる。独禁法とCFIUSの承認が条件とされた。
ポイント
アンペアの買収でソフトバンクGはArmやスターゲートと連動するCPU設計の人材を自社に取り込み、AI計算基盤戦略の空白を埋める。日本企業による米半導体企業の買収としては近年最大級だ。
取引の内容
ソフトバンクグループは子会社Silver Bands 6 (US) Corp.を通じ、Ampere Computing Holdings LLCの全持ち分を取得した。M&A Onlineがソフトバンクグループの開示をもとに伝えたところでは、買収前の議決権比率はカーライル・グループ59.65%、オラクル32.27%、アームの関連会社8.08%だった。カーライルとオラクルは取引の一環として持ち分を売却した。
発表翌営業日の2025年3月21日、ソフトバンクグループ株は1.95%上昇した。
アンペアについて
アンペアは2017年、CEOのレニー・ジェームズ氏がインテル時代の同僚らと設立した。Armアーキテクチャーを基に独自コアを用いたサーバー向けプロセッサーを設計する。買収発表時点で約1,000人の半導体エンジニアを抱えていた。当時の製品計画には、TSMCの3ナノメートル工程で製造する最大256コアの「AmpereOne」が含まれていた。ソフトバンクG傘下でもアームとは別会社として運営される。
承認と日程
米連邦取引委員会(FTC)は2025年7月初め、追加情報の提出を求める「セカンドリクエスト」を出し、詳細審査に入った。ブルームバーグによると、FTCはウェブサイトの告知で2025年11月12日に審査を早期終了した。ソフトバンクグループは米国時間2025年11月25日に買収を完了し、翌日に発表した。
アンペアは完全子会社となり、取得日からソフトバンクグループの連結決算に組み込まれる。同社は完了時点で、連結業績への影響は精査中としていた。
出典
Kakehashi M&A News トップ