買収 · バイオ医薬(片頭痛薬)
新日本科学、米ナスダック上場の片頭痛薬開発サツマを1株0.91ドルと条件付き対価で買収
- 買い手
- 新日本科学(鹿児島)
- 対象
- サツマ・ファーマシューティカルズ(米カリフォルニア州サウスサンフランシスコ)
- 金額
- 1株0.91ドルの現金と最大5.77ドルの条件付き対価(CVR)。支払額は約38億6,000万円(約2,800万ドル)
- 状況
- TOBが成立し、2023年6月8日に子会社化。
- 日付
- 2023-04-17
医薬品の受託試験を手がけ、サツマ株の8.4%を持つ新日本科学は、残りの株式をTOBで取得することで合意した。対価は1株0.91ドルの現金と、経鼻片頭痛薬STS101の将来の収益に応じて最大1株5.77ドルを受け取れる条件付き対価(CVR)。現金の取得価額は約38億6,000万円。STS101は新日本科学の経鼻投与技術を使い、2023年3月に米FDAへ承認申請していた。
ポイント
自社技術を使った新薬の世界での権利を得る。CVRで一部のリスクを旧株主と分け合う仕組みは、承認前の小型バイオ企業の売却でよく使われる。
薬のその後
FDAは当初、製造・品質管理のデータを理由にSTS101を承認せず、新たな臨床試験は求めなかった。サツマと新日本科学が再申請し、FDAは2025年4月30日に「アツミ」として承認した。片頭痛薬ジヒドロエルゴタミンの初の経鼻粉末製剤だ。承認は、条件付き対価権(CVR)で約束された支払いにつながる重要な一歩だった。
サツマとは
サツマは2016年に設立され、2019年9月にナスダックに上場した。新日本科学独自の経鼻投与基盤技術を使ってSTS101を開発し、買収前に第3相試験を終えていた。サツマの取得で、新日本科学は同薬の全世界での独占的な開発・製造・販売権を得た。
出典
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