買収 · 医薬品
塩野義製薬、米サンディエゴの抗菌薬開発キューペックスを最大1億4,000万ドルで買収
- 買い手
- 塩野義製薬(大阪)
- 対象
- キューペックス・バイオファーマ(米カリフォルニア州サンディエゴ)
- 金額
- 一時金1億ドル+マイルストーン最大4,000万ドル(総額約1億4,000万ドル)
- 状況
- 2023年7月に完了し、キューペックスは塩野義製薬の連結子会社となった。
- 日付
- 2023-06-26
塩野義製薬はキューペックス・バイオファーマを一時金1億ドルと、開発・承認の進捗に応じた最大4,000万ドルで買収することで合意した。主力候補のゼルボルバクタムはβラクタマーゼ阻害薬で、薬剤耐性グラム陰性菌感染症向けに点滴と経口の配合剤として臨床開発中だ。
ポイント
抗菌薬への投資を続ける数少ない製薬大手として地位を固める。米規制当局との対応に慣れた米国の研究開発陣も得た。
Qpexとは
サンディエゴのQpexは2018年、ザ・メディシンズ・カンパニーからスピンアウトし、3,300万ドルのシリーズAで発足した。マイケル・ダドリーCEOら経営陣はレンペックスの出身で、そのチームは承認済みの抗菌薬配合剤「バボメア」を開発した。開発費の全部または一部は米保健福祉省の生物医学先端研究開発局(BARDA)が拠出しており、塩野義はこの協力を続けるとした。
ゼルボルバクタムの仕組み
多くの細菌は、ペニシリンやカルバペネムなどの抗菌薬を分解するβラクタマーゼという酵素を作って耐性を持つ。ゼルボルバクタムはこの酵素の複数のクラスを阻害し、既存の阻害剤では止められないメタロβラクタマーゼにも効く。薬剤耐性菌による感染症で2019年に世界で約127万人が亡くなり、エイズやマラリアを上回った。
出典
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