買収 · 半導体(磁気センサー)
サンケン電気の米子会社アレグロ、センサー企業クロッカスを4億2,000万ドルで買収
- 買い手
- サンケン電気(米アレグロ・マイクロシステムズ経由)(埼玉県新座市)
- 対象
- クロッカス・テクノロジー(米カリフォルニア州ミルピタス)
- 金額
- 4億2,000万ドル(約597億円)、現金
- 状況
- 2023年10月31日に完了。
- 日付
- 2023-08-08
サンケン電気の子会社でナスダックに上場する米半導体メーカー、アレグロ・マイクロシステムズは、クロッカス・テクノロジーを現金4億2,000万ドルで買収することで合意した。2006年設立の非上場企業クロッカスは、磁界を高精度に測るTMR(トンネル磁気抵抗)センサーを手がける。サンケン電気は国内で約597億円と開示した。
ポイント
磁気センサーは電気自動車、太陽光発電のインバーター、産業用ロボットで使われる。成長市場で次世代のセンサー技術をサンケングループが手に入れた。
取引の内容
アレグロ・マイクロシステムズは、手元資金と新たな借り入れを使い、クロッカス・テクノロジーを現金4億2,000万ドルで買収する契約を結んだ。親会社のサンケン電気は2023年8月8日に東証へ開示し、取得価額を約597億円とした。買収は2023年10月31日に完了した。
クロッカスについて
クロッカスは2006年にフランス・グルノーブルの研究所スピンテックから独立し、米カリフォルニア州ミルピタスに本社を置く。「XtremeSense」TMRセンサーは磁界、ひいては電流や位置を高精度かつ低消費電力で測定する。特許は200件超で、2022年末までに1億個以上を出荷した。
サンケンとアレグロの関係
米ニューハンプシャー州に本社を置くアレグロは長年サンケン電気が過半を保有し、2020年にナスダックに上場した。車載用磁気センサーチップの大手。買収時点ではサンケン電気の連結子会社だったため、サンケンが自社の案件として開示した。
戦略
アレグロは、クロッカスの買収でTMR製品の開発を加速し、高精度な電流検出が重要な電動モビリティ、クリーンエネルギー、自動化の3分野で製品群を広げるとした。
今後の注目点
TMRセンサーが電気自動車でどれだけ採用されるか。また2025年に買収提案を受けたアレグロの株式を、サンケンが今後も多く持ち続けるか。
出典
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