買収 · ソフトウエア・半導体
ルネサス、電子回路設計ソフトのアルティウムを91億豪ドルで買収へ
- 買い手
- ルネサスエレクトロニクス(東京)
- 対象
- アルティウム(米カリフォルニア州サンディエゴ(豪州上場))
- 金額
- 91億豪ドル(約8,879億円)
- 状況
- 2024年8月に買収完了。
- 日付
- 2024-02-15
ルネサスは、米サンディエゴに本社を置き豪州証券取引所に上場するプリント基板設計ソフトのアルティウムを1株68.50豪ドルの現金で買収することで合意した。株式価値は約91億豪ドル。買収は2024年7月末(日本時間8月1日)に完了した。
ポイント
約59億ドル規模の買収で、半導体を売るだけでなく、それを使った製品を設計するためのソフトまで提供し、部品単体の競争から抜け出してプラットフォーム化を目指す。
取引の内容
ルネサスエレクトロニクスは2024年2月15日、アルティウム株を1株68.50豪ドルの現金で買うことで合意した。前日終値を約34%上回る。株式価値は約91億豪ドル、企業価値は約88億豪ドル。豪州のスキーム・オブ・アレンジメント方式で、株主と裁判所の承認が必要だった。資金は銀行借入と手元資金でまかなった。日本時間2024年8月1日に完了した。
アルティウムの事業
アルティウムはサンディエゴに本社を置き、シドニーに上場していた。プリント基板の設計ソフト「アルティウム・デザイナー」や、クラウド基盤「アルティウム365」を手がける。2023年6月期の売上高は約2億6,300万ドル、EBITDA利益率は36.5%。2021年には米オートデスクの39億ドルの買収提案を安すぎるとして拒んでいた。
ルネサスの狙い
ルネサスは米インターシル(2017年)や米IDT(2019年)といった半導体企業の買収で規模を広げてきた。アルティウムは初の大型ソフトウエア買収となる。技術者が使い慣れた設計ツールの中でルネサスの半導体を選べるようにし、設計から製品化までの時間を短くする狙いだ。
出典
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