米国拠点 · 車載電池
パナソニック、米カンザス州に最大40億ドルの電池工場 建設地に決定
- 企業
- パナソニックエナジー(大阪)
- 案件
- デソト工場(米カンザス州デソト)
- 金額
- 最大40億ドル(約5,500億円)
- 状況
- 2025年7月に開所し、2170セルの量産を開始。ただし27年3月までとしていたフル生産への移行は、EV需要の鈍化と米国の政策変更を理由に先送りし、新たな時期は示していない。
- 日付
- 2022-07-14
パナソニックエナジーとカンザス州は、カンザスシティ西郊のデソトに電気自動車(EV)用電池の新工場を建設すると発表した。州によると投資額は最大40億ドル、雇用は最大4,000人。主要な供給先はテスラとみられる。州は優遇措置を承認済みで、パナソニックの取締役会による最終決定を残していた。
ポイント
当時、日本企業による米国工場投資として最大級の案件で、米国産電池を優遇するインフレ抑制法(IRA)の成立直前に打ち出された。ネバダに続く米国2カ所目の大型電池工場で、テスラ向け需要の拡大に賭ける投資となった。
計画
パナソニックエナジーは2022年7月、テスラと共同運営するネバダ工場に次ぐ米国2番目の電池工場の建設地にカンザスシティー西郊のデソトを選んだ。州は投資額を最大40億ドル、雇用を最大4,000人とし、大型案件向けの制度で約8億3,000万ドルの税優遇を用意した。
稼働と減速
工場は2025年7月に稼働し、EV用の「2170」サイズの円筒形電池を造る。米国のEV需要が弱まり、連邦政府のEV支援も縮小されたため、パナソニックは2027年3月までのフル稼働目標を取り下げ、新たな時期を示していない。2026年2月時点の稼働率は約半分で、6月時点の従業員は約1,800人、生産ラインは4本。第2棟の建設も進む。
新たな用途
パナソニックは2026年6月、工場の一部でAIデータセンター向け電池を造ると発表した。最初のセルは2028〜2029年ごろの見込み。日本企業が関わる他の米電池工場と同じく、蓄電用途へ軸足を移す動きだ。
出典
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