買収 · サプライチェーン管理ソフト
パナソニック、米ブルーヨンダーを完全子会社化 残り80%を56億ドルで取得
- 買い手
- パナソニック(大阪)
- 対象
- ブルーヨンダー(残り80%)(米アリゾナ州スコッツデール)
- 金額
- 80%分で56億ドル(債務返済を含め71億ドル)
- 状況
- 2021年9月17日に完了。
- 日付
- 2021-04-23
パナソニックは、まだ保有していなかったブルーヨンダーの80%を、ニュー・マウンテン・キャピタルとブラックストーンから56億ドルで取得することで合意した。債務の返済を含めると約71億ドルで、企業価値全体を85億ドルと評価した。ブルーヨンダーは、小売、製造、物流企業の在庫や配送の計画を支えるソフトウエアを提供している。
ポイント
パナソニックにとって近年最大の買収で、ハードウエアの販売からソフトウエアとサービスへの転換を狙った。企業価値の評価は、1年前に最初の20%を取得した時の55億ドルから85億ドルに上がった。
取引の内容
2021年4月23日、パナソニックはブルーヨンダーの残り80%を、投資ファンドのニュー・マウンテン・キャピタルとブラックストーンから56億ドルで取得することで合意した。ブルーヨンダーの債務も返済し、総額は約71億ドル。企業価値は85億ドルと評価された。当局の承認を経て2021年9月17日に完了した。
ブルーヨンダーについて
ブルーヨンダーは旧JDAソフトウエアで、アリゾナ州スコッツデールに本社を置く。需要を予測し、在庫をどれだけ持ち、どこに置き、どう運ぶかを計画するソフトウエアを提供する。顧客には大手小売、消費財メーカー、物流会社が並ぶ。製品のクラウド化とAIの活用を進めていた。
パナソニックの狙い
パナソニックは2020年に約8億ドルでブルーヨンダーの20%を取得しており、当時の企業価値は55億ドルだった。ブルーヨンダーの計画ソフトと、自社のカメラ、センサー、倉庫機器を組み合わせ、店舗や倉庫の状況をリアルタイムで把握して手を打てるようにすることを目指した。家電より利益率の高い企業向けソフト事業へ進む戦略の中心となる買収だった。
注目点
投資家は高い買収額を疑問視し、パナソニックはブルーヨンダーの利益成長を示す必要に迫られた。ブルーヨンダーはその後も自ら買収を続け、2024年にはランサムウエア攻撃を受けて一部の小売顧客の業務に影響が出た。
出典
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