買収 · 金融サービス
オリックス、米資産評価・金融サービスのヒルコ・グローバルの過半数取得へ
- 買い手
- オリックス(米子会社ORIX Corporation USA経由)(東京)
- 対象
- ヒルコ・グローバル(Hilco Trading)(米イリノイ州ノースブルック)
- 金額
- 7億7,600万ドル(持ち分71.4%)
- 状況
- 2025年9月2日に完了。5月に法的拘束力のない覚書を結び、7月3日に正式契約を締結した。
- 日付
- 2025-05-12
オリックスは、米子会社が米ヒルコの過半数持ち分の取得に向けて法的拘束力のない覚書を結んだと発表した。ヒルコはイリノイ州の企業で、資産評価、事業再生の助言、資産担保融資を手がける。7月3日に結んだ正式契約で、持ち分71.4%を7億7,600万ドルで取得することが決まった。ヒルコの経営陣は少数持ち分を保有し続ける。
ポイント
ヒルコの資産評価・事業再生ノウハウで、ORIX USAの融資・投資事業に手数料収入が加わる。米国のプライベートクレジット事業を強化する狙いがある。
取引の内容
持ち分71.4%に7億7,600万ドルを支払うことから、ヒルコの株式価値全体は約10億9,000万ドルと計算される。残る28.6%はヒルコの経営陣が保有する。ORIX USAの法律顧問はデービス・ポーク・アンド・ウォードウェル。ヒルコ側はJPモルガン証券が財務アドバイザー、カークランド・アンド・エリスとグリーンバーグ・トラウリグが法律顧問を務めた。オリックスの国内開示では、取得対象をHilco Trading, LLCとしている。
ヒルコについて
ヒルコは1987年にジェフリー・ヘクトマン氏がヒルコ・トレーディングとして創業し、2013年に現社名に改めた。従業員は世界で770人を超える。在庫、設備、不動産、ブランド、知的財産などの資産評価と換金処分、事業再生・助言、資産担保融資や自己勘定投資などの資金提供を手がける。
買収の狙いと統合
ORIX USAは、ヒルコの資産評価、助言、資産担保融資のノウハウが自社の中堅企業向け融資事業を補完すると説明しており、買収を機に資産担保融資部門も新設した。買収完了後、ヒルコは2部門に再編された。評価・助言を担う「プロフェッショナル・サービス」と、資産運用を担う「キャピタル・ソリューションズ」で、後者は資産担保型のプライベートクレジットを中心に投資を広げる。
ヘクトマン氏は引き続き最高経営責任者(CEO)を務め、ヒルコはORIX USAの子会社として事業を続ける。ORIX USAのテリー・スズキ社長兼CEOは、ヒルコが同社のチームにうまく溶け込むとの見方を示した。
出典
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