買収 · 医薬品
小野薬品、米がん治療薬デシフェラを24億ドルで買収へ
- 買い手
- 小野薬品工業(大阪)
- 対象
- デシフェラ・ファーマシューティカルズ(米マサチューセッツ州ウォルサム)
- 金額
- 24億ドル(約3,700億円)
- 状況
- 2024年6月に完了。
- 日付
- 2024-04-29
小野薬品工業は、米ナスダック上場のデシフェラを1株25.60ドルの現金で買収することで合意した。買収総額は約24億ドル。デシフェラは消化管間質腫瘍(GIST)向けのKIT阻害薬「キンロック」を販売し、ビムセルチニブが承認審査中だった。TOBと合併は当初予定より早い2024年6月に完了した。
ポイント
小野薬品にとって過去最大の買収で、米国で自ら販売するがん領域の事業基盤を得た。
取引の内容
小野薬品工業は2024年4月29日(日本時間)、米マサチューセッツ州ウォルサムのデシフェラ・ファーマシューティカルズを1株25.60ドルの現金で買収することで合意した。4月26日の終値を74.7%上回り、株式価値は約24億ドル。小野側の助言はBofA証券とグリーンバーグ・トラウリグ。株式公開買い付けと合併は目標の7〜9月期より早い2024年6月に完了した。
製品
デシフェラは進行性消化管間質腫瘍(GIST)の治療薬「キンロック」を40カ国以上で販売する。2つ目の薬ビムセルチニブは2025年2月14日、まれな関節の腫瘍「腱滑膜巨細胞腫」の治療薬「ロムビムザ」としてFDAの承認を得た。
小野の狙い
がん免疫薬「オプジーボ」で知られる小野は、米欧で自前の販売体制を持つことを目指していた。デシフェラはすでに米欧に営業網を持ち、オプジーボの特許切れに向けて新薬を売る受け皿となる。
出典
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