買収 · 医療機器
オリンパス、肺がん診断ナビゲーションの米ベランを最大3億4,000万ドルで買収
- 買い手
- オリンパス(米オリンパス・コーポレーション・オブ・ジ・アメリカズ経由)(東京)
- 対象
- ベラン・メディカル・テクノロジーズ(米ミズーリ州セントルイス)
- 金額
- 最大3億4,000万ドル
- 状況
- 2020年12月30日に完了。
- 日付
- 2020-12-04
オリンパスは、業績連動の支払いを含め最大3億4,000万ドルでベラン・メディカル・テクノロジーズを買収することで合意した。ベランの「SPiN Thoracic Navigation System」は、肺の奥にある小さな病変まで医師を誘導し、肺がん診断のための生検を可能にする。
ポイント
カメラ事業を売却したオリンパスは医療機器専業への転換を進めており、呼吸器は強化分野の一つだった。
ベランとは
ベランはセントルイスに本社を置く非上場企業だ。「SPiN」システムは、ブラシや針、鉗子、カテーテルに組み込んだ電磁センサーで肺の中の器具の位置を追い、呼吸による結節の動きも補正する。「SPiN Perc」は胸壁越しに病変に届く針だ。
オリンパスの戦略
オリンパスは2019年11月の経営戦略で、治療機器部門の本部を米州に移し、消化器処置、泌尿器、呼吸器の3分野を重点に据えた。同社の気管支鏡とベランのナビゲーション技術を組み合わせ、肺の末梢にあるがんの診断に生かす計画だ。
タイミング
オリンパスは、低線量CTによる肺がん検診が広がるにつれ、肺生検の需要が増えるとみていた。買収で、ベランの経験豊富な米国の営業チームと、すぐに上乗せされる売り上げも得た。
出典
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