買収 · 化学・塗料
日本ペイントHD、米特殊樹脂メーカーAOCを米ローンスターから23億ドルで買収へ
- 買い手
- 日本ペイントホールディングス(東京・大阪)
- 対象
- AOC(米テネシー州)
- 金額
- 23億400万ドル(約3,340億円)
- 状況
- 2025年3月3日に完了。調整後の取得価額は約21億9,400万ドル(約3,334億円)。
- 日付
- 2024-10-28
日本ペイントホールディングスは、米投資ファンドのローンスターから米テネシー州のAOCを買収することで合意した。AOCは不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂などの特殊配合品を手掛け、インフラ、建設、輸送機器、レジャー向けに供給し、北米・欧州・アジアで事業を展開する。取得価額は約23億ドル(約3,340億円)。
ポイント
同社は1株当たり利益(EPS)の積み上げに資する案件と位置づけており、主力の塗料ブランド以外で安定的に稼ぐ事業を買い増す戦略の延長線上にある。欧州やアジアにも展開する米国拠点の特殊素材事業を傘下に収めることにもなる。
取引の内容
日本ペイントホールディングスは2024年10月28日、米投資会社ローンスター・ファンズからAOCの親会社の全株式を約23億ドルで取得することで合意した。相乗効果を見込まなくても初年度から1株利益を押し上げるとした。2025年3月3日に完了し、調整後の金額は約21億9,000万ドルとなった。
AOCの事業
テネシー州コリアービルに本社を置くAOCは、不飽和ポリエステル樹脂やビニルエステル樹脂などの特殊樹脂、着色剤などを造る。インフラ、建設、輸送、レジャー向けに北米、欧州、アジアで販売する。
日本ペイントの買収戦略
シンガポールのウットラム・グループが過半を握る日本ペイントは、安定した優良企業を買い、経営陣をそのまま残す形で成長してきた。AOCの買収で特殊化学品が加わり、米欧での事業基盤が広がる。
出典
Kakehashi M&A News トップ