買収 · 生命保険
日本生命、生保の買収・統合を手掛けるリゾリューション・ライフを82億ドルで完全子会社化へ
- 買い手
- 日本生命保険(大阪)
- 対象
- リゾリューション・ライフ(英領バミューダ(米国に生命保険・年金事業))
- 金額
- 82億ドル(約1兆2,000億円)
- 状況
- 完了。リゾリューション・ライフが2025年10月31日に完了を発表。
- 日付
- 2024-12-10
日本生命は、英領バミューダを拠点とするリゾリューション・ライフの残りの株式(約77%)を82億ドルで取得し、完全子会社化することで合意した。企業価値は106億ドル。同社は既存の生命保険・年金契約群を買い取って管理する事業を手掛け、責任準備金は850億ドル超、米国、バミューダ、英国、豪州、ニュージーランド、シンガポールで事業を展開する。米国の機関投資家向け事業は、英国・バミューダ・シンガポールの事業とともに日本生命の新部門に組み込まれる。
ポイント
持ち株会社はバミューダにあるが、取得対象の大きな部分は米国の生命保険・年金事業で、国内最大手の生保が拡大する米国の保有契約買収市場で足場を得る。日本生命にとって過去最大の海外買収となる。
取引の内容
日本生命はすでにリゾリューション・ライフの約23%を持ち、数年にわたり約16億5,000万ドルを投じてきた。残る約77%を保有する投資組合から約82億ドル(約1兆2,000億円)で取得し、2025年10月31日に完了した。関連して、豪ナショナル・オーストラリア銀行から豪生保MLCの株式20%を約5億豪ドルで買い、リゾリューション・ライフの豪州事業と新設の持ち株会社の下で統合した。
リゾリューション・ライフの事業
リゾリューション・ライフは、新規の募集をやめた生命保険や年金の契約群(クローズドブック)を買い取って運営する。管理する責任準備金は850億ドル超、契約は400万件超。運用の多くは米ブラックストーンが担う。創業者のクライブ・カウドリー氏が会長兼CEOにとどまった。
米国での成長戦略
日本生命は米国保険市場での事業拡大を最大の目的に掲げた。リゾリューション・ライフの米国、英国、バミューダ、シンガポールの事業は日本生命の新部門となった。米国では多くの保険会社が資本を有効に使うため古い契約を売っており、クローズドブックの買い取りは成長分野となっている。
出典
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