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MS&AD、米マスミューチュアルから資産運用会社ベアリングスの18%を14億4,000万ドルで取得
- 出資者
- MS&ADインシュアランスグループ(三井住友海上経由)(東京)
- 出資先
- ベアリングス(18%、マスミューチュアルから取得)(米ノースカロライナ州シャーロット)
- 金額
- 14億4,000万ドル
- 状況
- 2026年5月14日に完了。
- 日付
- 2025-11-17
MS&ADは三井住友海上を通じ、米生命保険会社マスミューチュアル傘下の世界的な資産運用会社ベアリングスの株式18%を約14億4,000万ドルの現金で取得することで合意した。マスミューチュアルは82%と経営権を維持する。ベアリングスはMS&ADの運用資金の一部を運用し、MS&ADは取締役1人を派遣する。
ポイント
日本の保険会社は手数料収入とプライベートクレジットなど代替投資の運用力を求め、米資産運用会社への出資を進めている。本件はその中でも最大級。
取引の内容
マスミューチュアルとベアリングスは2025年11月17日、MS&ADが三井住友海上を通じてベアリングスの株式18%を取得すると発表した。マスミューチュアルは約14億4,000万ドルの現金を受け取る。この金額はMS&ADによるベアリングス株式の評価を反映している。取引は目標の2026年上期内の2026年5月14日に完了した。
ベアリングスについて
米ノースカロライナ州シャーロットに本社を置くベアリングスは、上場・非上場の債券、不動産、株式などを機関投資家や個人向けに運用する。運用資産は2026年3月末時点で4,810億ドル。米国最大級の相互会社形態の生命保険会社マスミューチュアルが82%と経営権を維持する。
MS&ADが得るもの
出資に加え、MS&ADはベアリングスの取締役1人を派遣し、社員の一部がベアリングスのチームに出向する。ベアリングスはMS&ADの一般勘定の一部を運用し、MS&ADは成長資金を提供する。ベアリングスの投資委員会や戦略は変わらない。
海外に向かう日本の保険会社
日本の保険会社は国内の運用利回りが低く、海外に目を向けている。日本生命はTCWやコアブリッジ、第一生命はM&Gやキャピュラに出資した。MS&ADも米W.R.バークレーへの出資を進めている。ベアリングスへの出資で手数料収入と、成長著しいプライベートクレジットの運用力を得る。
今後の注目点
ベアリングスが運用するMS&ADの資金がどこまで増えるか、MS&ADが将来出資を増やすか、プライベートクレジット市場の動向。
出典
Kakehashi M&A News トップ