買収 · 産業機械
三浦工業、米ボイラー大手クリーバーブルックスを7億7,400万ドルで買収へ
- 買い手
- 三浦工業(愛媛県松山市)
- 対象
- クリーバーブルックス(米ミズーリ州セントルイス)
- 金額
- 7億7,400万ドル(約1,161億円、企業価値ベース)
- 状況
- 2024年5月に買収完了。
- 日付
- 2024-03-29
三浦工業は、産業用蒸気・温水ボイラーを製造する米クリーバーブルックスを親会社CBEエンタープライズごと全株取得することで合意した。企業価値ベースの取得額は7億7,400万ドルで、アドバイザリー費用を含めると約7億9,400万ドルとなる。米国で両社の販売・サービス網を統合する。
ポイント
省エネや脱炭素に向けた設備更新で拡大が見込まれる米ボイラー市場で、実績あるブランドと納入基盤を一気に手に入れられる。自前で築くより大幅に時間を短縮できる。
取引の中身
三浦工業の取締役会は2024年3月29日に買収を決めた。米ジョージア州ロックマートの米持ち株会社ミウラ・インターナショナル・アメリカズが、合併の形でCBEエンタープライゼズを取得した。売り手はセントルイスの投資会社ハーバー・グループの2ファンドが中心で、計約67%を持っていた。7億7,400万ドルは1ドル150円換算で約1,161億円で、最終価格は純有利子負債などで決まる。
クリーバーブルックスとは
クリーバーブルックスはミルウォーキーで創業し、現在はジョージア州トーマスビルに本社を置く。小型から大型までのボイラーの製造・販売・保守を手がけ、稼働中の産業用ボイラーは7万台を超える。親会社は2024年3月期に売上高約5億7,300万ドル、EBITDA約8,800万ドルを見込んでいた。それまでの3期はいずれも最終赤字で、三浦は買収完了時に増資する計画だった。
三浦工業との組み合わせ
三浦は既に米子会社ミウラ・アメリカを通じて、貫流蒸気ボイラーや保守、水処理の事業を米国で展開している。クリーバーブルックスはこれに幅広い蒸気・温水機器とエンジニアリングを加える。同じ期の三浦自身の売上高予想は1,515億円で、それと比べても大きな買収だ。三浦は米国のボイラー市場が伸びる理由として、製造拠点の米国回帰やインフラ投資・雇用法などの補助金を挙げた。
出典
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