買収 · 医薬品
科研製薬、米アーディの希少がん治療薬「FYARRO」事業を1億ドルで買収
- 買い手
- 科研製薬(東京)
- 対象
- アーディ・サブシディアリー(アーディ・バイオサイエンスのFYARRO事業)(米カリフォルニア州ロサンゼルス)
- 金額
- 1億ドル(約156億円)
- 状況
- 2025年3月26日に完了。調整後の取得額は約1億300万ドル。
- 日付
- 2024-12-19
科研製薬は、米ロサンゼルスのアーディ・バイオサイエンスから、FYARRO事業を保有するアーディ・サブシディアリーを現金1億ドルで買収することで合意した。FYARROは希少な軟部肉腫であるPEComaの治療薬として米国で承認済み。同薬を支える従業員の大半と「Aadi」の名称も引き継ぐ。アーディは売却を機に抗体薬物複合体(ADC)の開発に転換した。
ポイント
皮膚科や整形外科領域の国内薬で知られる科研製薬にとって、米国での承認薬と販売体制を一度に得る案件で、国内の薬価引き下げが収益を圧迫するなか海外成長の足掛かりとなる。
FYARROとは
FYARROは薬剤シロリムスをアルブミンに結合させた製剤だ。米食品医薬品局(FDA)は2021年11月、進行性の悪性PEComaに対する初の治療薬として承認した。2024年9月までの4四半期の売上高は約2,520万ドルで、科研製薬は売上高の約4倍を払ったことになる。
売り手の転身
売却と同時に、アーディはウーシー・バイオロジクスと杭州DACが開発した3つの抗体薬物複合体(ADC)を一時金4,400万ドルで導入し、投資家から1億ドルを調達した。社名をホワイトホーク・セラピューティクスに改め、資金は2028年後半までもつと見込んだ。
出典
Kakehashi M&A News トップ