買収 · 医療機器
日本ライフライン、米カリフォルニアの医療機器開発CrossVascularを買収へ
- 買い手
- 日本ライフライン(東京)
- 対象
- CrossVascular(米カリフォルニア州)
- 金額
- 最大約473万ドル(約7億4,300万円、最大400万ドルのアーンアウトを含む)
- 状況
- 2026年9月29日に取締役会で決議。株式譲渡は同年9月30日に実行予定とされた。完了の個別発表は確認できていない。
- 日付
- 2026-09-29
日本ライフラインは完全子会社JLL MedUSAを通じ、CrossVascular社(米カリフォルニア州)の全株式を最大約473万ドルで取得し、完全孫会社化する。大半はアーンアウトが占める。同社は心房中隔穿刺用の高周波(RF)システムで米FDAの510(k)認証を取得済みだが、2025年までは売上がなかった。日本ライフラインは不整脈領域のEP/アブレーション事業で国内トップクラスの地位を持つ。
ポイント
売上ではなく技術を取りに行く小型買収。心房中隔穿刺はアブレーション治療の直前の工程で、既存の製品群にそのまま組み込める。米国での開発拠点の獲得にもなる。
クロスバスキュラーとは
クロスバスキュラーはカリフォルニア州ソラナビーチの開発会社で、高周波ニードルと高周波ジェネレーターを組み合わせたシステムを持ち、米国特許4件を保有する。営業損失は2023年の約58万5,000ドルから2025年には約2,000ドルまで縮んだが、2025年末の純資産は約310万ドルのマイナスだった。
取引の仕組み
株主への支払いは前払い約73万4,000ドルと、最大400万ドルのアーンアウトからなる。2026年8月に設立したJLL Med USAは、取得後にクロスバスキュラーへ増資し、債務の返済と事業資金に充てる。鈴木啓介社長は、FDA認証済みの製品をグローバルな製品群に加えることで、米国事業を飛躍的に加速させると述べた。
出典
Kakehashi M&A News トップ