買収 · エネルギー(石油・ガス)
石油資源開発、米ベルダッドのDJ盆地の石油・ガス事業を約13億ドルで買収へ
- 買い手
- 石油資源開発(JAPEX)(東京)
- 対象
- ベルダッド・リソーシズ・インターミディエイト・ホールディングス(米テキサス州(資産はコロラド・ワイオミング両州))
- 金額
- 約13億ドル
- 状況
- 2026年2月26日に買収完了。
- 日付
- 2025-12-18
石油資源開発は米子会社ピオリア・リソーシズを通じ、コロラド・ワイオミング両州のDJ盆地でタイトオイル・ガス資産を運営するベルダッド・リソーシズ・インターミディエイト・ホールディングスの全持ち分を取得することで合意した。生産量を日量約3万5,000バレル(原油換算)から5万バレルへ引き上げる計画で、2027年3月期の営業利益を約200億円押し上げると見込む。
ポイント
同社として過去最大の買収で、米国を生産拡大の主軸に据える。2025年後半に相次いだ日本のエネルギー企業による米国上流資産の取得の一つだ。
取引の内容
石油資源開発は、米子会社ピオリア・リソーシズが管理する買収会社を通じ、ベルダッド・リソーシズ・フィーダーからベルダッド・リソーシズ・インターミディエイト・ホールディングスの全持ち分を取得した。契約時の取得額は約13億ドル(約2,040億円)で、完了時の企業価値は約12億6,000万ドルだった。資金は手元資金と借入金で賄い、ピオリアは完了に合わせて埋蔵量担保融資枠を新設し、引き継いだヘッジ契約を同融資の参加銀行に移した。
ピオリア側はウェルズ・ファーゴ証券が単独の財務アドバイザー、ウィルキー・ファー・アンド・ギャラガーが法務アドバイザーを務めた。ベルダッド側はJPモルガン証券が財務、カークランド・アンド・エリスが法務を担当した。石油資源開発は2026年2月27日(日本時間)に取得完了を開示した。
取得資産について
資産は主にコロラド州北東部にあり、ワイオミング州南東部にも権益を持つ。ナイオブララ層とコーデル層の水平井開発の対象鉱区は純面積約10万1,000エーカー。日量約3万5,000バレル(原油換算)の生産量の内訳は軽質原油49%、NGL24%、天然ガス27%。生産中の坑井は1,000本超で、ほぼ同数の掘削を計画する。オペレーター権益を含み、同社にとって米国で初めてオペレーターとして手掛ける事業となる。
買収の狙い
同社の米国事業は、2012年から持つテキサス州イーグルフォードと、オクラホマ州ウッドフォードのシェール鉱区の非オペレーター権益が中心だった。2026年4月には35年度までの10年計画を公表し、総額1兆5,000億円の成長投資で生産量を日量約4万5,000バレルから18万バレルへ増やし、ROEを12%に高める目標を掲げた。重点地域は米国、ノルウェー、東南アジアで、ロイターは海外E&P投資の半分超を米国に振り向けると伝えた。
追加買収
同社は2026年8月6日、コロラド・ワイオミング両州でタイトオイル・ガス資産を持つファンダレ・リソーシズ傘下4社の全持ち分を約3億2,000万ドルで取得すると発表した。資金はピオリアの手元資金と埋蔵量担保融資で賄う。ファンダレはその後、DJ盆地とワイオミング州グリーンリバー盆地のオペレーター事業をピオリアに売却し終えたと発表した。
出典
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