米国拠点 · バイオ医薬品受託製造
富士フイルム、ノースカロライナ州に20億ドルのバイオ医薬品工場
- 企業
- 富士フイルム(富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ)(東京)
- 案件
- 細胞培養による医薬品の新工場(米ノースカロライナ州ホリースプリングス)
- 金額
- 20億ドル(2,000億円超)
- 状況
- 2025年9月に開所。富士フイルムは2024年に12億ドルの拡張を追加発表した。
- 日付
- 2021-03-18
富士フイルムは、ローリー近郊のホリースプリングスに2,000億円超(約20億ドル)を投じ、他社のバイオ医薬品を受託生産する北米最大の細胞培養工場を建設すると発表した。2万リットルのバイオリアクター8基で始め、さらに24基を追加できる設計で、2028年末までに725人を雇用する計画。稼働開始は2025年春の予定とした。
ポイント
同年の日本企業による米国工場投資で最大級の案件。カメラやフィルムで知られる富士フイルムが、米製薬会社の主要な製造委託先になる足がかりとなった。
計画の内容
2021年3月18日、富士フイルムは受託製造子会社の富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズが、ノースカロライナ州ウェイク郡のホリースプリングス(ローリーの南)に新工場を建てると発表した。投資額は2,000億円超(約20億ドル)。抗体医薬などのバイオ医薬品を、バイオリアクターと呼ぶ大型の培養槽で細胞を育てて生産する。
規模と雇用
第1期は2万リットルのバイオリアクター8基で、さらに24基を追加できる設計とした。2028年末までに725人を雇用し、平均年収は約10万ドルとした。州は雇用創出補助金を用意した。地元当局は、原薬の製造から充填・包装までを一貫して行える北米最大の細胞培養工場だと説明した。
富士フイルムの狙い
富士フイルムは写真フィルム事業の縮小を受けてヘルスケアに軸足を移してきた。製薬会社が生産を外部に任せる流れでバイオ医薬品の受託製造は急成長しており、米国は最大の市場。米国の顧客に近く、生命科学の人材が集まるリサーチ・トライアングル地域に立地することが主な狙いだった。
その後
富士フイルムは2024年4月、同拠点に12億ドルを追加投資し680人を新たに雇用すると発表した。工場は2025年9月に開所し、大手製薬会社と長期の製造契約を結んで稼働させている。
出典
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