買収 · バイオ医薬品の受託製造(細胞治療)
富士フイルム、米アタラのカリフォルニア細胞治療薬工場を1億ドルで買収
- 買い手
- 富士フイルム(富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ経由)(東京)
- 対象
- アタラ・バイオセラピューティクスの細胞治療薬工場(米カリフォルニア州サウザンドオークス)
- 金額
- 1億ドル
- 状況
- 2022年4月4日に完了。アタラの従業員約136人が富士フイルムに移った。
- 日付
- 2022-01-26
富士フイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズは、米アタラ・バイオセラピューティクスのカリフォルニア州サウザンドオークスにある延べ約9万平方フィートの細胞治療薬工場を1億ドルの現金で買収することで合意した。製造・品質管理の従業員を引き継ぎ、最長10年の供給契約でアタラのT細胞治療薬を製造する。
ポイント
成長が続く細胞治療分野で、富士フイルムの受託製造網に専用の細胞治療薬工場が加わった。アタラにとっては運営資金を確保する手段となった。
工場の概要
ATOMと呼ばれる工場は2018年に適格性の認定を受け、T細胞療法やCAR-T療法を製造する。エプスタイン・バーウイルスに関連する希少なリンパ腫に対するアタラの治療薬tab-celの商用生産を準備しており、同薬は2022年12月に欧州で「エブバロ」として承認された。多発性硬化症の候補薬ATA188やCAR-Tの候補も製造していた。
アタラとは
アタラは約10年前、アムジェンとベンチャーキャピタルのクライナー・パーキンスが設立した。発表を受けて同社株は時間外取引で8.8%上がった。
出典
Kakehashi M&A News トップ