買収 · 印刷技術
セイコーエプソン、米印刷ソフトのファイアリーを約845億円で買収
- 買い手
- セイコーエプソン(長野県諏訪市)
- 対象
- ファイアリー(米カリフォルニア州)
- 金額
- 株式価値5億9,140万ドル(費用込みで約845億円)
- 状況
- 2024年12月2日に完了。
- 日付
- 2024-09-19
セイコーエプソンは、商業・産業用プリンター向けのデジタルフロントエンド(DFE)やワークフローソフトを手がける米カリフォルニア州のファイアリーを、株式価値約5億9,140万ドルで買収することで合意した。アドバイザリー費用などを含めた取得総額は約845億円。売り手はエレクトロニクス・フォー・イメージングとサイリス・キャピタル系企業で、2024年12月に完了した。
ポイント
ファイアリーのソフトは多くのメーカーのプリンターを制御しており、エプソンはハードに加えてソフトの層を得て、商業・産業印刷事業の拡大を図る。
取引の中身
エプソンの取締役会は2024年9月18日に買収を決め、翌日に契約を結んだ。総額845億円は1ドル140.59円で換算し、アドバイザリー費用など約13億5,000万円を含む。2024年12月2日の完了時に、エプソンは5億6,870万ドルを支払った。
ファイアリーとは
ファイアリーは、印刷データを処理して印刷機を動かすサーバーとソフトウエア「デジタル・フロントエンド」を手がける。もとは米エレクトロニクス・フォー・イメージング(EFI)の一部門で、投資会社シリス・キャピタルが2019年にEFIを非公開化した後に独立した。シリスは今回の売却を計画通りの出口戦略と位置づけ、EFIからの2件目の事業切り出しだとしている。
買収後
ファイアリーは社名、カリフォルニア州の本社、トビー・ワイスCEOを維持し、多くの印刷機メーカーに製品を供給する独立した立場を続けるとした。エプソンは、両社が既にデジタル印刷で協力してきたとしている。ファイアリーの業績は2024年10〜12月期からエプソンの連結決算に加わった。
出典
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