米国拠点 · 医薬品
アステラス傘下オーデンテス、米ノースカロライナ州に1億900万ドルの遺伝子治療薬工場
- 企業
- アステラス製薬(オーデンテス・セラピューティクス経由)(東京)
- 案件
- 遺伝子治療薬の製造工場(米ノースカロライナ州サンフォード)
- 金額
- 1億900万ドル
- 状況
- 当初計画より約1年遅れて2022年6月8日に稼働した。アステラスの遺伝子治療用ベクターを臨床用から商用規模まで製造する。
- 日付
- 2020-02-18
アステラスが約30億ドルで買収し、2020年1月に傘下に入れたオーデンテス・セラピューティクスは、サンフォードに延べ約13万5,000平方フィートの遺伝子治療薬工場を建設し、1億900万ドルを投じて200人超を雇用すると発表した。南サンフランシスコの既存工場の能力が足りなくなっていた。ノースカロライナ州商務省が誘致を支援した。
ポイント
オーデンテス買収後のアステラス初の大型生産投資で、ノースカロライナ州で拡大する遺伝子治療の集積に加わった。
ノースカロライナを選んだ理由
オーデンテスはカリフォルニア、マサチューセッツ、コロラドも検討したうえで、ローリーの南西約45マイルにあるセントラル・カロライナ・エンタープライズ・パークの既存建屋を選んだ。州内にはファイザー、ブルーバード・バイオ、ノバルティス傘下のアベクシスが遺伝子治療の拠点を持つか建設中だった。平均年収は8万3,900ドルとリー郡平均の約2倍で、州は雇用目標の達成を条件に最大370万ドルの補助金を、郡と市も570万ドルの優遇措置を用意した。
遺伝子治療薬の製造
遺伝子治療薬には、治療用の遺伝子と、それを運ぶウイルスの殻の両方が必要だ。筋疾患向けでは1回の投与に数十億のウイルス粒子を使うこともあり、供給が隘路になりやすい。オーデンテスはロンザやカタレントなどへの製造委託も検討したが、自前の工場を選んだ。当時の主力候補は、希少な筋疾患であるX連鎖性ミオチュブラーミオパチーの治療薬AT132だった。
出典
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