買収 · バイオ医薬品受託製造
味の素、米オハイオ州の遺伝子治療受託製造フォージを6億2000万ドルで買収
- 買い手
- 味の素(東京)
- 対象
- フォージ・バイオロジクス(米オハイオ州コロンバス)
- 金額
- 6億2,000万ドル(株式取得額は約5億5,400万ドル、約828億円)
- 状況
- 買収完了。
- 日付
- 2023-11-13
味の素は北米統括会社を通じ、オハイオ州の遺伝子治療薬の受託開発製造会社フォージ・バイオロジクスを6億2000万ドルで買収することで合意した。味の素の開示では持分の取得額は約5億5400万ドル(約828億円)。フォージはAAVベクターやプラスミドDNAを製造している。
ポイント
味の素はアミノ酸の技術をヘルスケアに広げており、遺伝子治療の受託製造で、米国の創薬企業に近い高成長のサービス事業を手に入れる。
取引の中身
味の素は2023年11月13日に全額現金での買収を発表し、米持ち株会社の味の素ノースアメリカ・ホールディングスを通じてフォージを取得した。完了は米当局の承認を条件に2023年12月を予定していた。
フォージとは
フォージは2020年にオハイオ州で創業し、共同創業者のティモシー・ミラー氏が率いる。開発と製造はすべてコロンバス近郊の約20万平方フィートの工場「ハース」で行い、買収時の従業員は300人を超えていた。多くの遺伝子治療で薬を体内に運ぶAAVウイルスベクターと、その製造に使うプラスミドDNAを手がける。
味の素の狙い
味の素は2023年2月の中期経営計画で、ヘルスケアを4つの成長領域の一つとし、遺伝子治療の受託製造を次世代事業に位置づけた。同社のアミノサイエンスとフォージのノウハウを組み合わせ、特許技術を使った培地の提供などを進めるほか、フォージを通じて細胞治療にも参入する計画だ。
出典
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